note
2018.09.03 / diary

静岡の里山。
雨をたっぷり含んだ雲たちから
時々 目を開けるように青色が現れる。

山の気まぐれな空に、
”雨さん、どうかもう少しだけそこで待っていてくださいね”と
そっとお願いしていました。

竹でつくったジャングルジムやブランコと遊ぶ子供たち。
手作りの遊具は、優しくて温かくて、それから何だか自由がある。
竹のきしむ音がまたとてもいいのです。

向こうでは、夜に向けて竹の矢倉やステージがつくられてゆきます。

何もないところから生まれる何かに、
汗水垂らして 、一生懸命遊びながら 働く大人たち…とても素敵なのです。

森を少し歩くと、
様々なワークショップが行われており、

地元の人々と遠方からやってきた人々、
子供と大人たちみんなみんなが、
ゆっくりと自然たちと溶け合いながら
仲良しになってゆく時間に身を委ねているようでした。

食べて呑んで、笑って唄って、
最後はみんなで盆踊り!

イマジン盆踊り部の演奏と共に、
風も大地も、森に隠れている妖怪たちも、みんな一緒に踊って、
夢の中にいるみたいな時間でした。

雨さんは、願い通り、
わたしたちの演奏の間ちゃんと待っていてくれました、ありがとう!

ライブは、
この里山から優しくも どっしりとした大きなエネルギーをいただいて、
唄が森と共に、人々と共に深い呼吸をしているのを感じながら、
時が流れてゆきました。
とても素晴らしい時間となりました。

帰り道、長旅の疲れもどこかへ消えてゆくような
美しい空からの贈りもの。

心にもらったたくさんの感動と出会い、
溢れてくる”ありがとう”を抱きしめながら、
しばらく…光が遠く薄れてゆくまで眺めていました。

良い旅でした。