去年ガーデナーの友人が そっと種を蒔いてくれたり そっと苗を植えてくれたりした草花たちが いつの間にか春の風に揺れていた。
ヒトリシズカ(一人静)やアマドコロ(甘野老)、 タイツリソウ( 鯛釣草)にチョウジ(丁子草)…野草の名は美しく、どこか懐かしい。
心の内側にそっと咲くような この控えめで優しい佇まいがわたしはとても好きなのです。
”里花”という名前を授かったことを あらためて愛おしく思う日。 わたしもそんな花であれたらと思うのです。