さっきまで大地をたたいていた雨音がいつの間にか静かになったと思ったら…
やわらかな雪に変わっていました。
土に降りる時、 雪たちはどんな気持ちなんだろう。
シャラシャラって 舞って シュンシュンって 消えてゆく。
一度部屋に戻り、 ペチカに薪をくべて お茶をいっぱいすすっている間に…
ほら、
窓の外には 新しい風景が生まれていた。
瞳に映しては、目を閉じて 心に落としてゆく。 ゆっくりゆっくり 何度も何度も。
きっと今年最初で最後の、 雪と過ごす時間だから。