note
2019.04.10 / diary

春の雪。

カーテンをあけたら
白い綿のような風景が広がっていました。

やわらかな雪の粒が
すべての音…”静けさ”という音でさえも抱き込んで
大地へとしずんでゆく。

静寂。
静寂にも色々あって、
雪の日の静寂は、なんともマットな感じ。

『Grain』を録音した時も、こんな日でした。
もっとうんと寒かったけれど。

そう、
この中で音楽が響くと、
ひとつひとつの音のいのちがとてもクリアに生まれて、
そして すっと吸い込まれて、
それはそれは美しいのです。

「灰色の世界にため息をつくのなら、
いっそ神さまからの贈りものを 味わうことにしましょう。」
(新しい唄の詩の一節より)

今日もみなさんにとって 佳い日でありますように。